鹿児島サッカーブログ　～蹴導’ｓ　ｅｙｅ　Ⅱ～

お疲れさまです。

Ｊリーグが大詰めを迎えていますが、
早くもいくつかの選手の去就、
いくつかの監督の去就が発表されています。

個人的にミシャとクルピの退任が残念ですね。
高い個性を持った海外の監督で長居してくれましたが、
長年離れていた「ふるさと」への思いも強いのでしょう。

両者共に日本のサッカー・育成に大きな成果を見せた監督です。

ありがとうございます。
次の舞台でのご活躍を楽しみにしています。

…来季何処かのＪクラブの指揮を取ってるかもですが^^；


選手の動向にもしっかりと目を凝らしていたいですね。

FC鹿児島は若い選手のクラブで、方針かもしれませんが、
バックパスや最終ラインでの回しと言った
「余裕」…「回り込み」を作れたと感じる試合がなかなか無い。
勢いで前に前に、そして波が返ったところでピンチになる場面が多々ある。
「ボールが前に出ている間は追い越す動きは作れない」から…、
良い場所で最後の追い越しができるように
バランスを取れる選手が必要だと感じます。

一人入ったところでそうそう変わるものではないですし、
沢山入れ替わっても連携改善・士気の維持に時間を費やし、
まず上手く行かないものですが、
北九州の桑原選手や重工長崎の原田選手のような、
パワーがありながら伸び続ける素質を持った選手が欲しいですね。

本音は、今いる選手たちが伸びてくれるのが嬉しいです。
技術や判断の速さで勝てなくとも、
現在持っている運動量のキープと
「これから伸びる戦術理解度」を上手に反映できれば、
上に上に辿り着けると思いますから。


さて、U-22。vsバーレーン。アウェー。

バーレーンと言うと、A代表がここ数年、
日本に夢を打ち砕かれ続けているチーム。そんなイメージ。
スピードがある選手が何名かいましたが、
組織としては?の多いサッカーでしたね。

権田修一：3：シュートを弾き、空中戦に勝ち、フィードで魅せる。感を得た。
酒井宏樹：3：右サイドで攻撃に絡み、安定した守備を見せる。
鈴木大輔：2：カバーに遅れるシーンも。良い楔を打ち込む。
濱田水輝：2：相変わらず安定感に欠ける。長い目で見守るか。
比嘉祐介：1：守備を怠り攻撃も中途半端。ライバルとの差は明白。
山本康裕：1：期待外れの寄せ。流れを作れず攻撃のビルドアップも×。
扇原貴宏：1：前回と同じ。展開も崩しも生まないパス。出して終わり。
東慶悟：3：2戦連続弾。(飛び級たちのために)U-22の顔になりつつある。
山田直輝：2：被るシーンが多く球離れも遅い。
大津祐樹：3：左サイド両奥まで動き続け、得点。獅子奮迅の働き。
大迫勇也：2：チャンス逸が多い。が、現在唯一の2列目を活かせる選手。

山口蛍：2：積極的にボールを奪い、判断早く流れを作る。
永井謙佑：1：攻撃に意識が向き過ぎており、サイドを空ける。
酒井高徳：－：守備固めとテストを兼ねるが、やや混乱を招く。

関塚監督：2：アウェーで貴重な勝ち点3も采配に難有り。

前回と同じ前後分断サッカーであり、問題点も全く一緒。
「溜めて上がって溜めて上がって」のための2CHが、
両者引きこもって「ビルドアップに参加しない」。
前回の山村&扇原を見て個人の質だろうと思っていましたが、
山本&扇原も同じで…どうも監督のベースとなる作戦指示の様。
相手GKのミス&前線のミスに助けられましたが、
流動性と可能性のある攻め…「進化、伸びしろ」を停滞させる、
勿体無い試合と感じました。

得たものを考えても、
足りている場所に足りている選手が加わっただけで、
問題点の修正は出来ておらず、
次のホームでのシリア戦(27日)がちょいと心配になりました。

後、選手交代も。
山口の出来ならスタメンから使うべきですし、
攻守に利いていた(カバーしていた)大津を下げるなら、
比嘉が利いてませんでしたし守備の可能な選手が欲しい。
攻撃の選手は山田との交代で良かったと思います。
怪我や疲労対策においても休ませず主力投入で、
また高徳の汎用性のテストの時間も短く、消化不良でしたね。


しかし、大迫がサイドに流れて良い溜めとスペースを作り、
東、大津、永井らがそこを上手く使ってましたね。
「大津祐樹を止めないで～」って歌ってしまいました。
ほんと、3年前とは全く違っていて
香川、清武、乾、東らに負けず、頼もしく成長してますね。


五輪予選を突破できたら残るのは18名。
OAを入れると15名。

その後は、A代表入りを目指す…日本の若き選手たち。
プロの頂に向かう戦いは険しい道です。

内外に轟く、良い進化をして欲しいと思います。

話は変わって、OAは絶対に使って欲しいですね。
3名減っても15名が得るものは大きいです。
槙野、阿部勇樹、憲剛が個人的なお薦めです。

…まずはシリアに勝利して優位に進めて、
予選を突破してからですが。

U-22、しっかりチェックして応援して行きましょう♪

オーバーです。