鹿児島サッカーブログ　～蹴導’ｓ　ｅｙｅ　Ⅱ～

さて、現在、関東リーグの首位を走っている、
『日立栃木ウーヴァスポーツクラブ』の特集です。

ウーヴァは葡萄って意味です。

一応ファーからの映像を少しだけ見ることが出来たのですが、問題点が…。
基本「青」を着てるのですが、見た試合は「青×白」と「赤×白」（笑）と、
「白×白」＾＾；恐らくウーヴァ（白）×Ｙ.Ｓ.Ｃ.Ｃ.（薄水色：白）、
遠くて全く見分けが付かず。
青は間違いないんですが、布陣が良く分かるのは残りの２試合なんですよね～。

布陣は恐らく「４－４（ＳＨ）－２」。

昨年の主力が２名抜けていて若干の変化があるでしょうが、その布陣と、
「前線からプレッシングを掛けたコンパクトなサッカーで、ボールを繋いでくる型」
と言う監督のコメントは符号性があるので、恐らくそのままだと思います。

布陣は、恐らくこう。
（）内の選手はサブと言うよりスタメンリザーブ。スタメンもある即戦力。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　10三輪１８５ｃｍ　　　11高橋１７５ｃｍ
　　　　　　　　　　（9五十嵐昌１８０ｃｍ）

　　17五十嵐朋１８１ｃｍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　8石川裕１７２ｃｍ
　　（16石川大１７５ｃｍ・25石堂１７５ｃｍ・27森田１７０ｃｍ）

　　　　　　　　　　　　14阿部１６８ｃｍ　　　13前田１８３ｃｍ
　　　　　　　　　　　（19尾後貫１６６ｃｍ）

　　24高木１７５ｃｍ　4栗原１８７ｃｍ　　　Ｃ3林１７５ｃｍ　7川瀬１７０ｃｍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（20工藤１７３ｃｍ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　ＧＫ22井野１８３ｃｍ
　　　　　　　　　　　　　　　　（ＧＫ21野沢１７５ｃｍ）


メンバーの詳細。元の後が地名の場合、Ｊのクラブを指す。
成績は、９節終了時点です。

【ＦＷ】「10、11不動、9オプション」
10：三輪宏真：長身ストライカーでポストが得意。現在４得点４アシスト。
11：高橋駿太：元山形。２０歳。ＦＫ。裏への抜け出しが得意。５得点。
9：五十嵐昌弥：観たＶＴＲでは中央から走って囮となるランを見せた。
【左ＳＨ】「オールオプション」
17：五十嵐朋弥：長身ＳＨ。高い位置に顔を出す。
16：石川大：ＪＦＬラインの昨年のベーシックメンバー。突破力定評。
27：森田真司：元ＮＷ北九州のドリブラー。皆の方が知ってますね＾＾；
25：石堂俊介：想像力豊かな選手とのことで、ＳＨとＣＨで活躍かな。
【右ＳＨ】「8不動」
8：石川裕之：栃木ＳＣで７期ＪＦＬを戦い抜いたベテラン。攻撃の中心。
【ＣＨ】「13不動」
14：阿部智昭：流通経済大出のＣＨ。運動量タイプ？
19：尾後貫淳：新加入のＪＦＬゲームメーカー、これからフィットしてくるか。
13：前田和也：元山形の大型マルチＤＦ。ＦＣ東京選手会長、ＦＣポルト留学。
【ＣＢ】「4．3不動」
4：栗原英明：１８７ｃｍの長身ＣＢ。空中戦に強い、落とすプレイ多め。
3：林容史：キャプテン。栃木ＳＣラインのＣＢ。
28：高正将史：高校でのルーキー、栗原選手のリザーブか。
【ＧＫ】「22不動21オプション」
22井野が怪我も21野沢が穴を埋め評価上昇中。井野は復帰で正ＧＫ返り咲き。
【その他？】
15：田隆法：元栃木、朝鮮大学。ポジ等は不明。ＳＢかな？

【監督等】
監督：横浜誠：クラブの選手から監督へ。
系列的にヴォルカの監督と似てますな。こちらは選手兼ですけど＾＾；
後、向こうはＦＷ、こちらはＧＫ！（どうでも良いトコ！！）
コーチ：選手がコーチを務めています。


【チーム】
選手の配置やスタイルを考えると、「かなり強い」です。

ポストの出来る大型ＣＦと快速ストライカーの２トップ、サブに走れるＦＷ。
高橋のサブは恐らく森田等が務めるでしょう。

中盤は、
得点にもハイボールにも対処できパスの起点にもなれるＣＨと、
得点力アシスト力を備えた右ＳＨを軸に、
左サイドも、右サイドからのクロスやセットプレイで頼りになる大型ＳＨ、
ベテラン、快速ドリブラー（森田）と時と場合で使い分けが出来ます。
ＣＨのもう１枚はゲームメーカータイプかな？

最終ラインは、長身＋カバーとベーシックなＣＢ。高いラインを保ちます。
ＳＢは今のところ布陣で書いた３名がベース。左右逆に入ることもある模様。
ＳＨ（石川二名が出た場合）とＳＢのポジションチェンジが多いです。
両名の外を追い越してＳＢが上がり、両名はカバーに入るってスタイルかな。
工藤選手はムードメーカーでもあるのでしょうか。
メディア向けにコメントをしているシーンが存在します。

セットプレイ。ＣＨ前田と左ＳＨ五十嵐が出た場合、
ＣＢ栗原187、ＣＨ前田183、左ＳＨ五十嵐181、ＦＷ三輪185と、
高さ自体もその数も脅威です。
セットプレイ（特にＣＫ）に持ち込ませない戦い方が必要ですね。

他。新加入で期待されている選手がまだ結果を出せていません。
森田、尾後貫、田等。フィットしてきたら総合力がグッと増すと感じます。


【クラブ】
所在地は栃木県南部の大平町（人口約３万）。
現在栃木市（人口約８万）との合併が進んでいる為、
県北部の「矢板ＳＣ」、県中央部の「栃木ＳＣ」、県南部の「ウーヴァ」と、
相互の地域進化を支援しながらの住み分けが可能か。

まぁ、地域の中心は言うまでも無く約１００万人の都市圏を持つ宇都宮。
宇都宮に仕事に出かけ住み、栃木ＳＣの試合が無い時に、
ＯＢ達の試合を見ようと北部南部へ出かける彼らの力をどれほど取り込めるか。
さすがに県にＪリーグ３クラブは難しいだろうけど、関係は面白い。

立場的には「栃木県南部地域活性化に一役買える栃木ＳＣの選手の移籍先」か。

近年の栃木の高校サッカーとなると、白楊高校や矢板中央高校等の名が挙がる。
選手を見るにラインは、県中央部の「作新大学ライン」が多いものの、
佐野日大高校、小山南高校、白鴎大学とやはり「県南部に力」を持っている。
流通経済大の石川や専修大の三輪といった中核の存在による部分もあるが、
足りない部分をＪＦＬや大学からピンポイント補強しており、クラブに慧眼を感じる。


着々とクライマックスへと進む各地域リーグ。
今回は、関東首位独走中の「日立栃木ウーヴァスポーツクラブ」でした。
フルで戦ってるＶＴＲを２、３試合はゲットしたいところ。
出来れば、数試合見たいけどね、その方がわかる。

どちらにしても、
トルシエも孫子も曹操も語ってましたが「スカウティングは大事！」

各地域在住のサッカー好き鹿児島人達の力を借りれる環境を得たいところです。

最後に、２点。
６月のヴォルカ鹿児島の試合予定と、個人的な希望です。

【ヴォルカ鹿児島・試合日程（６月下旬まで）】

６／２０より後期９節（全８試合）開始。

６／２０（土）九州リーグ　ｖｓ九州総合スポーツカレッジ
ふれあいスポーツランド　１６時キックオフ

６／２１（日）九州リーグ　ｖｓ三菱重工長崎
ふれあいスポーツランド　１２時キックオフ

６／２７（土）天皇杯・鹿児島枠　ｖｓＦＣコスモ（熊毛地区代表）
ふれあいスポーツランド　１０時３０分キックオフ

６／２８（日）天皇杯・鹿児島枠　
２７日（土）の試合で勝利した場合のみ
ｖｓ　Ａ．Ｔ．ＣＩＥＲＯ（川薩・出水地区代表）ｏｒ鹿大学友会サッカー部
ふれあいスポーツランド　１１時キックオフ

希望。先日のハーフタイムの件です。

ヴォルカや九州リーグの試合を見ている方で、
先日の磐田×広島等、上のカテゴリーでの試合を観られた方は、
ちょいと感じてるかなと思ってますが、
「ハーフタイム」も「クラブＰＲの大きな手段」です。

具体的には、リザーブ選手の練習への取り組み方。

実戦では、２、３トラップからのゴール前でゆったりとしたシュートも、
ゴールど真ん中へのシュートも、細かいドリブルからのクロスも、
そうそう訪れないと思います。

上のカテゴリーのハーフタイムは、
「相手がいなくても相手の存在を意識した練習」を見せてくれます。
「練習としても」「観客に見せるものとしても」理解しているのでしょう。

そういう部分をハーフタイムに見せることが出来れば期待度は高まります。

ヴォルカもハーフタイムを価値あるモノにして欲しい。そう感じます。

オーバーです。