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Posted by チェスト at

2008年05月15日

【5/17(土)】京都サンガF.C.・特集

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◎2008鹿児島関連・試合スケジュール◎

【5/18(日)】
九州リーグ「ヴォルカ鹿児島vsV・ファーレン長崎」
・ふれあいスポーツランド 13時キックオフ


(※12時よりゲーフラ遊び予定です。)

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今日は、ヴォルカの試合の一日前に、鴨池で行われる【J1】の試合。
「京都サンガF.C.vs横浜F・マリノス」の京都サンガF.C.について軽く特集です。

京都サンガF.C.ですが、毎年鹿児島で試合や合宿を行っているだけではなく、多くの鹿児島関連選手がこのクラブに在籍しきたと言う事実もあり、非常に友好的なクラブだと感じています。社長さんも鹿児島の方なんですよね。

また薩摩島津の祖は近衛氏家臣の惟宗氏ですから、そういう言う意味でも京都と鹿児島は深い繋がりを持った地域でもあります。

現在在籍している鹿児島関連の選手は3名。田原選手、徳重選手、中山選手です。いづれも京都サッカーの中核を担っています。


今季は開幕から加藤久監督の采配が良い方向を見せており、好調な試合を見せていましたが、浦和戦で4名の退場者(1名は監督)を出してから采配のズレと選手の感覚のズレが顕著になってます。特に監督采配ですが、早めに復調しなければ、難しいシーズンになりそうな気配です。

京都サンガが使う布陣ですが、面白いことに「5つも」使ってきます!
4-2-2-2、4-3-3、3-4-1-2(SW)、
3-4-1-2(フラット3)、3-4-3。

前節の勝敗に関わらず、相手に併せて多彩な布陣で戦ってきます。
采配の妙があれば相手より有利に戦うことができますが、采配のミスがあれば全く機能しないと言う監督の力量が試される戦術です。

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「4-2-2-2」

      9 田原豊       13 柳沢敦
      (25 西野泰正 )  (11 林丈統 )

  7 徳重隆明           15 中山博貴
  (11林丈統・4中谷勇介)   (8 倉貫一毅 )

           14 佐藤勇人
       (16 斉藤大介 ・17 石井俊也 )

           3 シジクレイ
           (2 アタリバ)
5 手島和希                 22 渡邉大剛
( 4 中谷勇介・22渡邉大剛)      (20 平島崇 )

      24 増嶋竜也   26 角田誠
      (6 森岡隆三)

           21 水谷雄一
           (1 平井直人 )

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「4-3-3」

            田原豊
     徳重隆明       柳沢敦
           中山博貴
       佐藤勇人  シジクレイ
手島和希                渡邊大剛
       増嶋竜也  角田誠
           
           水谷雄一

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「3-5-2 SW・フラット3」

        田原豊  柳沢敦
           中山博貴
 徳重隆明              渡邊大剛
       佐藤勇人  シジクレイ
  手島和希   増嶋竜也   角田誠

           水谷雄一

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「3-4-3」

            田原豊
    徳重隆明         柳沢敦

            中山博貴
    佐藤勇人          渡邊大剛
            シジクレイ

    手島和希  増嶋竜也  角田誠

            水谷雄一

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このように、試合開始時にスタメンを入れ替えることなく、相手の布陣より有利な布陣を敷けるという味のある布陣を使ってきます。

有利なと言うのは前線と最終ラインのことです。
相手の前線が2枚ならば、3枚のDFで守り。
相手の前線が1枚もしくは3枚ならば、4枚のDFで守ります。
中央の守備において常に1枚多い状態を作り出すことを主眼としています。

相手の最終ラインが4枚なら、2枚のFWでプレスをかけ、攻撃時はCBと1vs1に。
相手の最終ラインが3枚なら、3枚のFWでプレスをかけ、攻撃時はCBと1vs1に。
こちらは、常に1vs1になるように、また相手最終ラインのすべてに常にプレスが掛かるようにという主眼を置いています。

因みに、この戦い方は前日本代表監督のオシムさんも使っていた戦法です。いわゆる「ポリバレント」ですね。

ただ、オシム前監督と違うのは、オシムさんはコンパクトにせず選手の距離を広く取っているのに対し、加藤監督はなるべくコンパクト(前線と最終ラインの距離を短く保つ)にしてきます。相手の力量が上過ぎると言うときは、引いて戦っているようですが。

京都の加藤監督は「MFでの不利の解消」と「速攻」を重視し、オシム監督は「日本人の特性・スタミナや俊敏性、プレスを受けない状態でプレー精度の高さ」と「遅攻」、「身体能力の高い相手・幅を取ることでプレスを受けづらくする」を考えての策だと思います。

また、先程も書きましたが、監督の手腕が非常に重視される戦術です。
お互いの力量やスタイルを見極めて、前線か最終ラインの人数を変え中盤を厚くすることもありますが、読み間違えると完敗します。とても難しい戦術ですが出来ることであれば昇華して実らせて欲しいと思います。

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最後に主な選手について。京都もタレント揃いで多くなりそうですね。

3 シジクレイ:昨年までガンバ大阪で重要な役割を務めた老将。高い打点と冷静な読みで勝負するが、それ以上にクリーンなファイトスタイルが目に付く。今年は何故か警告を4枚貰ってしまっているが、多くの選手のお手本になるプレーを是非観て覚えて欲しい。

5 手島和希:元フリエで東福岡CB陣の重鎮。99WYのCBであり、トルシエに早々と見出されその価値を高めた。その後はなかなか伸び悩んでいるが、貴重なフラット3の体現者であり、最近は左SBとしても力を見せ付けている。

6 森岡隆三:2000年アジアカップ(優勝)、2002W杯(ベスト16)という日本代表の最も輝かしい時代のCBを務めた。W杯時は怪我でポジションを失ったが、彼の経験値は清水エスパルスの若手CB陣(高木、青山、岩下など)に大きな影響を与えている。(コーチの秋田豊氏と共に)京都のDF陣にとっても大きなプラスになるだろう。勿論フラット3も使いこなせる。

26 角田誠:空中戦とフィード能力、共に定評の有るDF。総合力においても京都守備陣の中で最も高いDFだろう。CBだけでなく右SBもこなすことが出来、信頼度も厚い。ただプレーは荒削りでカードを貰いやすいのが気になる。

24 増嶋竜也:女性ファン必見の選手(笑)甘いルックスは多くのサポーターを虜にしそう。ただプレースタイルはハードでガツガツ当るストッパーです。昨年甲府で出番を貰い急成長。今イチオシの選手となっています。U-23には何故か縁がない。

14 佐藤勇人:日本代表に非常に近い位置にいるCH。運動量が豊富で、中盤の不利をカバーし、更に前線の選手のフォローもすると言うとても重要な役割を担っています。因みにサンフレッチェ広島の寿人選手は双子の弟です。

15 中山博貴:U-23代表候補。以前にも書かせて頂いた鹿児島関連の選手です。城西高校出。 いわゆる司令塔タイプの選手で徐々に徐々に試合数を重ねて、U-23代表に辿り着いています。パスやシュートが得意で速攻に向いていますが、キープ力が足りない為「遅攻」には向いていない感があります。サンテティエンヌに移籍が決まった?松井大輔選手のように海外に羽ばたく可能性を秘めた期待大の選手です。

22 渡邉大剛:ただいまブレイク中の選手の一人。とても真面目な青年だそうです。左サイドを駆け上がっての強烈なミドルシュートが持ち味で、大事な試合で良く決めています。ただ今季は右WB(SB) で使われることが多く、得意のミドルシュートは鳴りを潜めています。(※右利きで左だと中に切れ込んでシュートが打ちやすい。三浦淳宏選手がそう。逆に右だとクロスをFWに併せ易いんですがね。)

7 徳重隆明:アマチュアからプロ契約を勝ち取った鹿児島の誇りです。れいめい出。ドリブルとフリーキックが得意で、相手を崩すプレーを見せてくれます。また、運動量も豊富で年々成長している感じがします。 昨年の鴨池での水戸戦も大事なアシストを決めてくれました。今年も期待したいですね。

9 田原豊:語る必要ないですね^^;鹿児島が生んだサラブレッドです。鹿実時代の「クッパ」があんまり浸透して無いようなんで普及頑張ります(汗)昨年、今年と「魅せ」続けてくれてます。豪快なシュートの数々は今の日本人選手の中で一番ではないでしょうか?松井選手が代表に呼ばれるらしいので彼も代表に呼ばれて欲しいですね。最高のコンビが見られると思います。

11 林丈統:あまり出番がないのですが、蹴導の一押し選手です。持ち味はスピード、そして戦術理解能力。彼が出るとゲームの流れが必ずといって良いほど変わります。とても信頼の置ける切り札だと感じてます。スタメンで出る試合も増えていますが、スタミナとクロスの精度が課題でしょうか。

13 柳沢敦:2002W杯、2006W杯連続出場。日本代表の選手達の中でもトップクラスの人気を誇る選手ですね。鴨池合宿でも彼の周りは色紙を持った沢山のファンで溢れていました。何が凄いかと言うと相手の視界を振り切る一瞬の瞬発力と判断力。日本屈指というか世界に通用する能力だと思います。そして視野が広く献身的なプレーの数々。シュートは…決める時は決めてくれます^^;見えすぎてしまうのは必ずしもプラスじゃないんですね。

25 西野泰正:富山一出の選手で柳沢選手の後輩にあたります。この選手も一押しの選手です。非常に体が強く2、3人相手でも深いポストプレイを遂行することが出来る選手で、田原選手の不在時、もしくは同等として確かなプレーを見せてくれます。この選手はヴォルカで見てみたい気もしますね。

以上、京都サンガF.C.の特集でした。

オーバー。

追伸:17日の蹴導は、メインS席。ホーム側のいつもの場所(全体が見渡せる角の高い場所)に居ると思います。今回も援軍じゃっどのフラッグを鹿児島の戦士達に送る予定なので、見つけたら気楽に話しかけてください。  

Posted by 蹴導 at 14:38Comments(6)サッカー鹿児島関連